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ポンパドール・パラソル:野望編

旅行記や建築の話を書くブログです。

ポルトガルの首都リスボンで欧州最大規模の水族館と大航海時代に思いを馳せるツアー【スペイン・ポルトガル旅行記その4】

超・好評を頂いているスペイン・ポルトガルツアーその4です。
【その1】~【その3】はこちら

順番が前後しますが今回の旅行ではまず、ポルトガルの首都・リスボンに行って来ました。マドリードやロンドンなどと比べるとリスボンはだいぶ田舎町な感じですが、その分街は生活感にあふれていて、街歩きが大変楽しかったです。
リスボン観光のハイライトは世界遺産であるシントラやジェロニモス修道院などを押しのけて、個人的には欧州最大規模のリスボン水族館でした。本当はリスボンの世界遺産と水族館は分けて書こうと思っていて、先にリスボンの世界遺産に関するブログ記事の方を書きあげてしまっていたのですが、最近はてなスペース・水族の管理人に断りもなくアクアマリンふくしまで合宿を行ったブロガーズがいるらしく、この旅行記アップの流れを妨害するべく急いでリスボン水族館部分を書き上げた次第です。

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こうしてみると、私も合宿に参加したように見える不思議…。
虚しくはないですよ(震え声)。

出発

日本からリスボンへの直行便は無いので、ロンドン経由でリスボン入りします。ヒースロー空港では不可解なセキュリティチェックを受けましたが良く分からないままパス。リスボンの空港は「これが首都の空港?」と思ってしまうほどこじんまりしていて良く言えば侘び寂びのある素敵な空港なのですが、ともかく、まあ小さかったです。
いまは空港から地下鉄で簡単に市内にアクセスできるらしいのですが、地球の歩き方には載ってなかったので今年からの話なんだと思います。ぼくは後で知ったのでタクシーで市内へ。

ここはロシオ広場という、リスボンの交通の要所のひとつであり、ホテルなんかもたくさんあります。ホテルの予約はbooking.comで。物価の安いリスボンでお金を浮かしてスペインで豪遊だぜー!と考えていたので一泊4000円(40€くらい)くらいの安いホテルを取りました。このロシオ広場に面している「NICOLA」というレストランで夕食を取ります。

こんな感じで広場に向かってオープンな感じのレストランが本当に多かったです。ぼくは中で食べましたが…
この時点で、少なくともリスボンに限って言えば英語の通用度は割と高いと感じました。世界で2億人の話者がいるというポルトガル語に固執するあまり、英語をはじめとする他言語を若干見下しているんじゃないかという偏屈な推測を持っていたことをここに認め、謝罪したいと思います…。
あと、このロシオ広場では、頻繁に「ハッシシ?ハッシシ?」と話しかけられました。私はハッシシを嗜まないので丁重にお断りしましたが押しに弱いタイプの皆さんはご注意を…。

リスボンの街歩き

次の日からバイシャという繁華街みたいな地区を色々散策してみます。

奥に見えるのが勝利のアーチ。誰の、何に対する勝利なのかは今となっても謎のままですが、街並みは結構いい感じですよね。

朝はこんな感じのエッグタルトを食べます。リスボンでは本当にこんな感じのエッグタルトが多く、味はめっちゃ甘いですがエスプレッソに良く合いました。

サンタ・ジュスタのエレベーターという、1902年に出来たエレベーター。リスボンの街の観光名所の一つでもあります。これに乗るとリスボンの街が良く見えるらしい(乗らなかった)。

エレベータが無ければ(あるけど)、路面電車に乗ればいいじゃない、そう思ったところでなかなか趣のある落書きに彩られた路面電車に乗りました。リスボンは坂の多い街なので、坂の上の方に行けばリスボンの街が一望に出来るのです。


サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台という展望台からのリスボンの街並みです。屋根がオレンジ色で大変きれい。

展望台の近くには、あの天正遣欧使節団が訪れ、フランシスコ・ザビエルの生涯を描いた油絵の連作などが展示してあるサン・ロケ教会があります。リスボンの教会はフランスやスペインのナントカ大聖堂みたいなのを期待するとガッカリするかもしれませんが、内部は豪華絢爛だし日本にゆかりのあるものもあったりして私はとても面白かったです。

坂を歩いて下りるのもまた楽し。

リスボン東部・リスボン水族館

リスボンの東部は1998年に開催された万博に便乗するかたちで新しく開発された地区で、リスボン水族館をはじめ比較的モダンな建物が多く見られました。割とどの建物も大航海時代とまでは言わないけれど帆船を意識したデザイン。



上の写真の奥の方に見える橋がヨーロッパ最大の橋であるバスコ・ダ・ガマ橋で、下の写真はバスコ・ダ・ガマショッピングセンターである。
死後約500年を経過してもなお、その名を轟かせるバスコ・ダ・ガマ…。橋はまあいいとしてもショッピングセンターはモラル的にだいぶギリギリな感じがしました。



そしてこれがリスボン水族館。小さく見えるけど、結構大きいです(とはいえ名古屋港水族館やアクアマリンふくしまほど大きいわけではない)。

オシャナリオ・デ・リスボア(オシャナリオという響きが気に入ったので)!

長い廊下を通っていざ水族館へ。

大水槽が素晴らしい


これがリスボン水族館の水槽の配置的なものなんだけど…お分かりでしょうか。
大水槽を中心として、いくつかの中規模な水槽が接続されています。この構成にはなかなか妙があり…ともかく大変素晴らしかったです。

外人も大喜び。

リスボン水族館で最も素晴らしいと思ったのが、大水槽の見せ方です。割と日本の水族館だと大水槽はレイアウトに凝らないものが多いのですが、この大水槽はバリバリに凝っていて、特に「奥行」の見せ方が素晴らしかった。具体的にどう素晴らしかったのかというと、下の写真のように、、、







海の中の洞窟みたいな演出で、こういうところが魚の隠れ家や通り道になる…みたいなのが狙いだろうと思いました。実際に海の中にはこういう場所が無数にあるんだろうけども、それが大水槽の中で表現されていて、大変素晴らしいですよね。

小さい水槽も素晴らしい


おおむね大水槽の素晴らしさを自慢したところで、小さめな水槽の自慢もしようと思います。まずは下記の超美麗水槽をご覧ください。



やはり外人も大喜び。


世界中の海(例えば大西洋とかインド洋とか)を再現するというコンセプトのようなので、見ることができる魚は日本の水族館とそれほど大差ないような印象を受けました。



はてなスペース「水族」管理人が最近お気に入りのヤシャハゼ先生もたくさんいらっしゃいました。

次代の水族館を担うスター・ダンゴウオ先生も健在。



上はタツノオトシゴ水槽。

水槽のレイアウトや水槽の配置の仕方のセンスがいちいちカッコいい。


水族館に欠かせない、ゴフ系(今考えた系統の名前。ほかにはコブダイ等)の魚も。
そういえばポルトガル料理の代表格・バカリャウ(タラを使った料理)にちなんで、タラの展示も行われていた(しかし、写真はない)。

半分屋外みたいなエリアも充実&不可解なカエルコーナー




外人たちはラッコ先生に夢中。

リスボン水族館ではなぜかカエルコーナーが充実しておりました。英語のメッセージを読むと、地球環境の変化について理解を深めるコーナーであるようです。しかし、英語を読むのは結構疲れるので、カエルコーナーではただひたすらカエルチャンを愛でていた…


カエルレンジャー(リーダー以外、みんなカエルイエロー:カレー好き)


バスコ君の部屋から出るゴミを通して、やはり地球環境を考える展示もありましたが、まさか500年くらい後の世界で汚部屋扱いされるなんて思ってもいなかったであろうバスコ・ダ・ガマ船長がやや不憫に。。。

海をきれいに!という熱心な啓蒙活動が、ここリスボン水族館でも展開されていて、水族館の役割は万国共通なのだと感じました。

感じたけれども、メッセージを読むくらいのパワーは残されてなかった。。
あと、日本の水族館だと、共有されている前提があるので展示に必然性が感じられるのだけど(例えば水族館の近くで獲れる魚がイチオシみたいな状況は、その魚がこの辺の名物であるという前提が共有されていれば違和感がない)、当然ですが海外のだと外国語で書かれているメッセージを読まない限り良く分からない部分があり、若干置いてけぼり的な感じになりました。

ベレンと市西部で大航海時代に思いを馳せる

続いて、いよいよ大航海時代に思いを馳せたい気分だったので、リスボンの西部ベレンという地区に行ってきました。この地区は大西洋に面しており、大航海時代のモニュメントなんかがてんこ盛りです。
しかし、大航海時代に思いを馳せるというタイトルに反し、この辺は写真があまりにも少ないという問題が…

発見のモニュメントという、大航海時代を記念したモニュメントです。
詳しくは、
発見のモニュメント-Google 画像検索
をご覧ください・・・。
このモニュメントは内部を通って屋上に上がることができ、リスボンの街並みを眺めることが出来るのです。

そして、世界遺産のジェロニモス修道院



この修道院は、大航海時代に獲得した香辛料を売却したときの、莫大な利益をつぎ込んで建てられたらしく、内部は豪華絢爛な装飾が・・・。その莫大な利益を獲得した代表格があのバスコ・ダ・ガマです。内部にはバスコ・ダ・ガマの遺体の一部も安置されておりました。

世界遺産・シントラ


リスボンのロシオ広場から電車で一時間で、世界遺産のシントラというところに行くことが出来ます。出来ますが・・・当日はだいぶ血迷っていたため、電車に乗るよりレンタカーの方がハードル的にも低いと勘違いしレンタカーを借りました。

予想外のAudi先生。ワゴンRとかでいいんですけど…。
EuropeCarという大手のレンタカー屋で借りたのですが、AT車は無いらしくMT車で。リスボンの街はロータリーが多くて大変でした…
計1€ぐらいの高速料金を払ってシントラへ。途中、2回くらいエンストして泣きたくなったので皆さんは電車で行きましょう。
シントラは「シントラの文化的景観」ということで世界遺産に登録されています。

シントラの宮殿は15~19世紀ぐらいまで、ポルトガル王室の宮殿として利用されておりました。今の形になったのは私の理解が正しければ16世紀くらいのことです。建築はマヌエル様式というポルトガルっぽい様式(…)で建てられております。

ポルトガル名物・アズレージョ


内部はやはり豪華絢爛なのですが、中でも素晴らしかったのはこういう上薬をかけて焼かれたタイルです。アズレージョといって、宮殿以外でも色んなところで見ることが出来るポルトガル名物です。


↑こんな感じの

ペーナ宮殿





世界遺産・シントラのクライマックス的な位置づけで、ロマン主義の影響下で建てられた19世紀の宮殿(ペーナ宮殿)です。割と急峻な斜面を登った先にこのメルヘンチックな感じのお城が現れるさまは、大変感動的ですのでぜひ皆さんにも行ってほしいと思いました。内部は写真撮影禁止だったのですが、歴代のポルトガル王に利用されていたようで、この外観からは想像できないほど堅実・無難な豪華さでした。

SOLAR DOS PRESUNTOS

そういえばリスボンでの自慢をするうえで欠かせないのがこの「SOLAR DOS PRESUNTOS(たぶん太陽の恵みみたいな名前)」というレストランで、超有名なサッカー選手も訪れたお店のようです。



バカリャウ(タラ)を揚げたものだったりロブスターを使ったパエリアを食べたりしました。

リスボンは全日程を通して魚介が大変おいしかったです。

そしてスペインへ


冒頭でも書きましたが、ここからスペイン、セビーリャへ高速バスで移動しました。バスコ・ダ・ガマショッピングセンターに隣接するOrienteという駅から、Alsa社の国際夜行バスに乗って。ちなみに、今回の記事は時系列がだいぶおかしいのでご注意を。

↑Orienteのバスターミナル
スペイン・ポルトガルツアーももう終盤、旅行記は残すところあと1回で終わりです。次回はアルハンブラ宮殿をはじめとするアラビア系の建築について書きます。お楽しみに~。