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ポンパドール・パラソル:野望編

旅行記や建築の話を書くブログです。

宇宙とか世界のトイレ事情

建築 思ったこと

何を買うわけでもなく仙台で一番大きな本屋の一つである丸善をプラプラ歩いていたら,こんな本を見つけた.

世界のトイレ快道を行く―コンフォートステーション1200件の実例から (TOTO BooKs)

世界のトイレ快道を行く―コンフォートステーション1200件の実例から (TOTO BooKs)


世界のトイレ快道というぐらいだから,アラスカの人たちは水が凍ってしまって流せなくて排泄物を冷凍して庭に捨てているだとか,オランダ人は背が高いから和式トイレを使うと骨折するだとか,これらは今作った話なんだけど,とにかくまあそういう世界中のトイレにまつわる面白い話を1200個も読めると思って,ワクワクして手に取った.しかもTOTO出版から出てるし,これはトイレのバイブルに違いないと確信して,中身に目を通さずにレジに持っていった.そういえば最近,1日1うんこ活動とかやってるし.


もうワクワクが止まらなくって,帰りの電車の中でさっそく読んでみたんだけど,表紙をめくって目次を見たらさ,

第一章・世界のコンフォートステーション
1.スペースシャトル(アメリカ)

ってなってて,もうなんか1200個もあるうちの一個目から「世界のトイレ快道を行く」っていうタイトルを逸脱する壮大なスケール感に,思わず脱帽してしまった!しかも,(アメリカ)って・・・


でも,ごちゃごちゃ言ったけど,実はこのスペースシャトルのトイレっていうのがすごく興味深かった.何せ,無重力状態を想定して作られているから,ぼくたち重力場で生活している人間にはなかなか新鮮な刺激に満ちたトイレとなっているのだ.


まず,無重力状態であるが故に,
1.踏ん張れない
2.排泄物が落下しない
という大きな問題がある.踏ん張れないと排泄できないし,なんとか頑張って排泄しても,いま排泄したばかりのものが,ぷかぷか浮いてきたりするのだ.さらにスペースシャトルっていうのは密閉された空間だから,電車のトイレとかみたいに排泄物をプールしておくと,
3.臭いがもれたりして大変なことになる
という大きな問題も抱えている.


で,解決策なんだけど,
1に関しては,こうやって手すりを握って体を下に押し下げるようにして擬似的に重力状態を再現して踏ん張るらしい.
f:id:matsukazuto:20080828230548j:image
2と3は,なんかすごいハイテクな話なんでそのまま引用するけど,

尿はホースのようなもので、便は便座の下にあるスリンガーという装置で集めます。スリンガーは、回転による遠心力で便を丸い容器の内壁に張りつけ、この容器を宇宙に向けて開口し、中身を乾燥させて、地球に戻るまでためておく仕組みになっています。

って,何かすごい.「内壁に張りつけ」とか「宇宙に向けて開口し」とか,微妙な言葉の選び方が秀逸すぎるのと同時に,このうえなくわかりやすい.宇宙に向けて開口すれば乾燥するっていうか凍ってしまい,臭いもしなくなる*1
最新式(?)はこちらの動画が詳しい.
らばQ:宇宙飛行士が語る宇宙のトイレ事情(動画)より


で,これ以降は世界のトイレ事情について生活感たっぷりの写真とともに語られていくんだけども,こちらもすごく面白かった.アルプス山頂のトイレは,水洗にできないため,便器に細長いビニール袋を設置して,ひとりが排泄を終えるごとに,ビニール袋をしばって溜めておくらしい.何人もが利用した後は,ソーセージみたいになる.ウンコソーセージ.


こんな感じで面白いので,皆さんも少し工夫した排泄を行うと,合コンやなんかで人気者になれると思いますよ,ということを言って今日はお別れしたいと思います.ありがとうございました.

*1:ちなみに,95年の本なので今は違っているのかもしれない

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