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ポンパドール・パラソル:野望編

旅行記や建築の話を書くブログです。

辰年だからタツノオトシゴを見てきました(@マリンピア松島水族館)

辰年=タツノオトシゴの年

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新年、あけましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願い致します。今回は、辰年だからということで、マリンピア松島水族館にタツノオトシゴを見に行きました。
辰年だからタツノオトシゴ…というと、何だか無理やり関連付けた感をおぼえる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そもそもぼくは十二支に魚類が入っていないことが不満なので、そんな些末な問題は気にならないですね。タツノオトシゴの方がホンモノの龍なんかよりも(ホンモノの龍とか見たことないですが…)絶対にカワイイに決まっているので、『かわいいは正義』理論に則れば、タツノオトシゴ=more 正義 than 龍 と言うことも出来るはずなのです。
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▲タツノオトシゴ=カワイイの証拠画像(id:bunny114さんに書いて頂いたタッツィー(自慢))
ただ、そんなぼくであっても辰年=タツノオトシゴと言うのに些かの躊躇もないか、というとそうではありません。何故なら、タツノオトシゴは学名Hippocampus、英語ではSeahorse、すなわち『海の馬』という意味であり、午(うま)年にあてはめるのが妥当なのでは?という議論があるためです。
「辰年と午年、2回ともタツノオトシゴでいいんじゃない?(matsukazuto氏の主張)」
「いやいや世界的にはタツノオトシゴ=馬なんだから(グローバルスタンダード派の主張)」
「でももう辰=タツノオトシゴって結構定着してるしね…(現状維持派・前例主義派の主張)」
「まあ午(うま)年は馬っていう実在の動物がいるわけだし…龍って実際はいないわけだから、タツノオトシゴを龍に当てはめれば丸く収まるんじゃない?(事なかれ主義派の主張)」
などという議論が今も続けられているという…
今日はその議論に終止符を打つべく(現状維持派・前例主義派を擁護するための資料集め)、マリンピア松島水族館にタツノオトシゴを見学に行ってきたので紹介します。

マリンピア松島水族館へ

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松島水族館は、松島海岸駅(仙台から電車で30分)から徒歩2〜3分で行くことが出来ます。規模はそこまで大きくないですが、地域に根差した良い水族館ですよ。1927年に開館した水族館なので、伝統のある水族館と言えます。今の建物は1974年に建設されたので、結構古くなってはいます。

まずはペンギンがお出迎え

水族館に入ると、まずはペンギンが出迎えてくれます。ちょうど雪が降ってきたので、ペンギンチャンは大喜びしていると安易に解釈しました。
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▲超・大喜びのペンギンたち…
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▲とても嬉しそうです

タツノオトシゴと対面!

タツノオトシゴ以外はあとで紹介するとして、早速タツノオトシゴの資料を紹介します。松島水族館では、ちょうど
2011干支展 「辰にちなんだ魚たち」
みたいな展示をやっていたので、辰年=タツノオトシゴを水族館という権威が認めたことになります*1
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▲オオウミウマ(オオウミウマという名前については触れません)
今回展示されていたのはオオウミウマという大きめのタツノオトシゴ。
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▲シャー!
タツノオトシゴって小さいヒレみたいなのだけで泳ぐので、他の魚に比べて体を使って泳いでる感じがしないのが特徴です。ただ流されてるだけのように見えるのがカワイイですよね。
他に『2012年干支の魚たち』で紹介されていたのがドラゴンフィッシュ(通称)。ハゼの仲間ですね。
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▲こっちの方が龍っぽい気もしますが…
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▲ブワッ

サンゴタツ

松島水族館には、もう一種のタツノオトシゴが展示されています。それがこのサンゴタツという魚で、さっきのオオウミウマの1/3くらいの大きさでした。
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▲サンゴタツ水槽
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▲流されるサンゴタツ(かわいさ致死量)
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▲コードにつかまるサンゴタツ(かわいさ致死量)
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▲「竜の巣だぁっ!!」「竜の巣!?これが!?」(一人芝居)
うっかり一人芝居に興じてしまうほどの興奮は伝わってきますでしょうか…。水槽内には変なピロピロしたものが植えてあり、それにサンゴタツが多数つかまっていてすごくかわいいですよ。
ちなみに、松島水族館ではサンゴタツの繁殖と放流を行っているそうで、過去にこんな記事もありました。

他の水槽

資料集めはこのくらいにして、他の水族たちを見に行きましょー。他の水槽では、クラゲや熱帯魚などの他、イルカなんかも元気に泳いでいます。
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▲松島湾を再現した水槽には珍しい個体が↓
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▲ホワイトチョコみたいで美味しそう!なナマコのアルビノ
ナマコのアルビノ、初めて見ました。前来た時はいなかったような気がすします。アルビノっていうのは、ごく稀に生まれてくる、色素が欠乏した個体のことで、ナマコのアルビノは珍しいとのこと。
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▲クラゲ盛り合わせ
クラゲは前に紹介した加茂水族館ほどではないけど、色とりどりでやっぱりキレイですよね。

松島水族館には関係ないですが加茂水族館に関してこんなニュースもあり、クラゲ界が盛り上がりそうで楽しみです。

加茂水族館の新築計画が公表 [山形] _インターネットミュージアム

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▲イロワケイルカなんかもいます
松島水族館の水槽は、古い水族館によくあるような市民プールの壁みたいな色をしていますが、展示はかなり充実しており、このイロワケイルカ水槽のほか、大きな水槽が5つくらいあります。
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▲解釈の難しい状況に陥ってるタカアシガニ。。
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▲カクレクマノミ先生
おっ!最近水族館の人気者的立場をチンアナゴ先生に追われそうになってるカクレクマノミ先生じゃないですか…(ソースなし)
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そう・・・。そのまま飲みこんで。僕のチンアナゴ・・・
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのチンアナゴ先生。しかし、チンアナゴ先生がいくら頑張ってニョキニョキしても、さすがに飛ぶ鳥までは届かないと思います。
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▲ハコフグチャン(個人的NO1)もいるよ!
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▲安定のヘコアユ(あんまり動かない)
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▲辰年=タツノオトシゴの件は、もう既成事実ってことでいいか…(と言ってそうな顔をしています)

本来の目的を忘れ、松島水族館の紹介みたいになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
このように、今年も(?)がんばって水族界とお出かけ界を盛り上げて参りますのでよろしくお願い致します。

終わりに

辰年なので松島水族館に行ってタツノオトシゴを見てきました。実際、タツノオトシゴは辰年にふさわしい魚として*2展示されていたので、よい資料になりました。みなさんもせっかくなので、近くの水族館にタツノオトシゴを見に行ったら良いと思いますよ!

ちなみに

松島水族館は、海岸近くにあるので、今回の東日本大震災による津波で被災してしまいました。そのときの様子が写真で展示されており、あらためて津波のおそろしさを認識しました。アクアマリンふくしまもそうですが、被災した水族館の復旧への尽力には、本当に頭が下がる思いです。
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*1:なりません

*2:誇張あり

北京を丸ごとミニチュア化した北京市規画展覧館がすごい!

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引き続き、北京旅行のお話、第3回目です。
第1回目⇒北京・オリンピック公園で赤く煌く「鳥の巣」と、青く輝く「水立方」を見る−北京旅行記その1
第2回目⇒廃墟×アート×工場!798大山子芸術区がすごい!−北京旅行記その2
以前、id:superartlifeさんのブログでは東京オリンピック誘致のために作られた東京都市模型が紹介されており、ぜひ見に行こう、見に行こうと思っていたにも関わらず、結果見に行けなかったということがありました。
1/1000東京都市模型の精密さがやばかった件
この悲しい心境をマイチャイニーズ友達に吐露したら、「中国にも似たようなのあるよ」と言われたので、せっかく北京に来たことだし…ということで北京市の巨大都市模型があるという北京市規画展覧館に行ってきました。どうやら上海にも同じようなものがあるそうです。
アクセスですが、地下鉄2号線の前門という駅で降り、東に徒歩5分くらいで着きます。この前門という駅は天安門広場に続く最初の門である正陽門の目の前の駅であり、天安門、紫禁城(現故宮博物院)などの超有名スポットや前門大街という繁華街に近いので、ついでに寄るくらいでも良いと思います。
さっそく行ってみましょう。
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▲エントランスにある北京市全図
さっそくエスカレーターで会場へ向かいます。エスカレータのスペースは1〜4階までが吹き抜けとなっており、その壁には北京の市街地が立体的に刻まれている金属の板を見ることが出来ます。かなり大きいので、圧巻ですよ。
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二階には、比較的小さなオリンピック公園、故宮周辺の模型があります。最初に見たときはこれだけでも結構いい感じだな〜と思ったのですが、巨大都市模型を見た後にこれを見ると、どうも…
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鳥の巣、水立方も忠実に作られ、カッコよくライトアップされています。

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二階は他に謎のギャラリースペースと、北京市の各区を紹介するスペースになっています。右側の写真は石景山区を紹介するパネルです。あの有名な石景山遊園地があるところですね…。書いてあるのは中国語がほとんどで、わずかですが英語も書いてあったと思います。ぼくは一緒に行った中国人の人に翻訳してもらいました。

いよいよ巨大都市模型と対面です!

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ジャン!これが北京市の巨大都市模型です。3階にこの模型が置いてあり、4階から俯瞰することが出来ます。模型のスケールは1/750と聞いています(ホントかな〜)。写真から分かるように、模型が無い部分は航空写真となっており、今後はこの部分を増設予定だとか。
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航空写真は床仕上げ材にキレイに印刷されています。ちょっと分かりにくいですが、下の写真のように、模型部分と航空写真の部分はちゃんと連続しているみたいです。
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ちょっと近づいてみると、一つ一つの建物が結構精巧に作られていることが分かります。ぼくは学部の頃、建築模型を徹夜で作った経験が何度もあるので、これを作るために投入された人工が気になってしまいます…。そして、嫌な思い出が…
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有名な建物では、この辺のオリンピック公園の鳥の巣なんかもかなり精巧に作られています。オリンピックタワーの存在感が過小評価されている気もするのですが、気のせいでしょうか…
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下の写真はレム・コールハースという超有名な建築家が設計したCCTVです。3次元に複雑な形状をしていることが分かります。
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ちなみに、このCCTVには実際に行ってきました。複雑な形態と、建物表面に刻まれた紋様がカッコいいです。このCCTVの隣には、火事になったことで有名になったCCTVの付属ビルがまだ残されていました。その時の様子⇒中国国営TV局(CCTV)火災Part2(経由、原因)
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模型では、CCTVの紋様も忠実に再現されています。
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CCTV側から市街地を眺めます。ちょっと遠くに見える茶色っぽい部分は故宮ですね。
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全体像です。果てしなく広がる北京…
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下の写真は「真っ赤に染まる北京」的な血なまぐさい演出ではなくて、北京市街地の都市計画を説明するために光を当てている状態です。説明はアナウンスで(もちろん中国語)、道路が黄色く光っているのが分かるかと思いますが、この写真の瞬間はこの道路を説明しているわけです。
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その他の展示

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その他には、北京の歴史を振り返る今はやりの(大型)電子書籍(手をページをめくるようにかざすとページがめくれる)や、、
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やや殺風景ですが子供向けの展示もあります。
また、下の写真のように、故宮の詳細な模型もありました。北京の注目スポットが全体像の中で位置づけられるので、とても良かったと思います。
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感想

北京市規画展覧館に行ってきました。東京都市模型を見ることができず悶々としていた気分が少し晴れました。
かなり精巧に作られた巨大な都市模型、圧巻なので北京に行ったら是非行ってみて下さい。


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廃墟×アート×工場!798大山子芸術区がすごい!−北京旅行記その2

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▲カッコいい工場と
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▲毛沢東のスローガンが書かれた廃工場と
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▲オシャレなギャラリーが
かなりアツいスポットであるところの798大山子芸術区に行ってきました(2月末から3月はじめ)。798大山子芸術区は、国営の軍事工場が閉鎖された跡地に建てられた一大アートスポットであり、最近は国内外の有名なギャラリーが出展していることで世界的に注目されています。「閉鎖された軍事工場」と聞くだけで廃墟好きの人はアップを始めてしまいそうになりますが、ここは廃墟以外にもアートスポットとして大変な魅力を持っているので、この記事を読んで気になった方はここに行くためだけに北京に行くのも良いくらいだと思いますよ。

「芸術区」というだけあってかなり広大な敷地にギャラリーやショップが点在しており、小奇麗なギャラリー、毛沢東のスローガンが残っている工場を生かした展示空間、現在建設中のアトリエ、怪しい路地にあるオシャレなショップなど、とても驚きに満ちていました。個人的にはこの798芸術区を今回の北京旅行の最重要スポットとして位置づけており、入念な下調べと体調管理の下、気分や所持金など、あらゆるピークをこの地に集中していた甲斐あって、すごく楽しめました。

798芸術区に

北京の市街地から地下鉄2号線、13号線で「東直門駅(东直门站)」という駅まで来ると、バスが複数出ていますが、今回はタクシーで798芸術区に。ぼくは同行した恋人が中国人なのであらゆる交渉ごとは彼女に任せ、余裕で到着しました。たぶんガイドブックとか見せれば日本語でも大丈夫ですよ。
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▲案内板。こうして見ると小さいように感じますが、実際は一日ではとても廻りきれないほど広い。
798芸術区そのものはただの街区なので自由に出入りできます、ギャラリーに入るときに入場料を支払うシステム・・・とはいえ、ぼくが行ったときは全て入場料が無料でした。街に入ると、道端にいろいろなオブジェが置かれており、歩いているだけで楽しくなってきます。道端に色々なオブジェが置いてある、という状況は日本だと直島を連想しますが、こっちは直島ほどキレイでもないし、すごく雑然としていてややアウトサイダー寄りの印象です。
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▲不可解なオブジェ
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▲頭の上半分がなくなってる。食べられちゃったのかしら・・・
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▲ちらっと道の脇の方を見たら子供がこっちみてる!怖い!
芸術区の大半は冒頭で説明したように旧工場跡地をギャラリーやオシャレなショップに改装して使用しているものが多いです。旧工場建物は煉瓦造であり、いい感じに古くなっていて雰囲気があります。
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▲芸術区の典型的な建物。版画を展示・販売しているお店です。
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▲このギャラリーはぼくが行ったときは改装中でした。でも何故か自由に入れたという。
そういう、何というか、自由な感じがいかにも中国的でおもしろかったです。
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▲カフェもたくさんあります

怪しい路地裏も見逃せない

大きい街路からちょっと小道に入ると小規模なギャラリーがたくさんある路地に出ます。これらの路地はあまり管理されている雰囲気がなく、やや危険臭がしましたが、結構観光客も多いので実際に危険な目に遭うことは少ないのではないかと思い入ってみました。
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▲ココから入ってアピールを見て入ると・・・
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▲なんか怖い感じの場所にでたりしますが
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▲ちゃんとオシャレなショップがあって安心
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▲オシャレなショップではオシャレな時計が売っていました。
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▲そのほかにも、怪しい感じの小道は無数にあります。
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▲この怪しい感じMAXの扉を開ける勇気はありませんでした…。
という風に、隠れたギャラリーやショップが多くあり、意外なところで良さげなお店と出会うことができるのも798芸術区の魅力です。

UCCA

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▲いざUCCAへ
続いては、798芸術区の大きな目玉ギャラリーであるUCCAを紹介します。UCCAとは、「ユーレンス現代美術センター(Ullens Centre for Contemporary Art、UCCA)」のことで、中国アートを大量に保有していることで知られており、このギャラリーは後で紹介する時態空間と並ぶ798芸術区の目玉となっています。
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▲上の写真の入り口を入ると、また怪しい感じに
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▲怪しい通路の中にホントの入り口があります
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▲エントランス
UCCAは中に入るとキレイでモダンなギャラリーで、しかもすべての作品の撮影が可能でした。日本だったらギャラリーなどに行っても内部の撮影が禁止されていて旅行ブロガーを悶々とさせるところですが、その点、とても素晴らしいことだと思いますね(自分にとっては)!
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▲すごくキレイ!
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▲ひとつひとつの照明
これは楊勇(YANG YONG)というひとの作品で、色々な色彩・形状の照明がたくさん配置されていて、すごくいい感じでしたね〜。上の写真のように、ひとつひとつの照明がカッコよくデザインされています。
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▲凌健(LING JIAN)という人のMOON IN GLASS
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▲不可解な作品
こんな感じでなかなかハイクオリティな中国人アーティストの作品が展開されていて、すごく充実していました。写真撮影がOKとはいえあんまりたくさん作品を掲載するのはやや気が引けるのでこの辺にしておきますが、たくさんの作品を見ることが出来てとても満足でした。このほかにもオシャレなグッズがたくさん売ってるミュージアムショップやカフェなどもありますよ。
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▲オシャレカフ(準備中…)

もう少し芸術区の紹介を

798芸術区は、廃工場を中心に今も開発が進んでいて、新しい建物も結構多くあります。その他、さっきのUCCAもそうですが、国外のギャラリーも色々進出してきているようでした。
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▲民族衣装を扱うショップでした。それにしてもオシャレな外観だな〜
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▲こういう風に、廃工場とモダンなコンクリート打ち放しのギャラリーが隣接していたりするのです。
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▲エキセントリックな改装をされた建物
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▲廃工場全景。色々落書きされてるのが生々しいですね…
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▲銀座の東京画廊も進出していました

798時態空間

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▲いざ
798芸術区のもう一つの目玉、時態空間です。ここはUCCAとは違って廃工場を前面に押し出しているギャラリーで、ガイドブック等にもこの時態空間の写真が使われることが多いです。
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▲時態空間に至る通路には798芸術区以前の工場の写真が
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▲その他にはこんなのも
時態空間への通路は割とキレイでした。1980年に何が宣言されたのかは皆目検討がつきませんが、きっと何かが宣言されたに違いありません。一応、国営工場なのであんまりアナーキーな内容ではないと思うのですが。
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▲さびれた採光窓がいいかんじ
今回、時態空間では特に展示はされていませんでしたが、中は見ることが出来ました。
入ると、採光窓を確保するためにやや不規則な形のアーチが連なっている建物であることが分かります。そして、毛沢東をたたえる謎のメッセージが。この工場は1950年代からのものなので、ちょうど毛沢東が中国で重要なポストに在位していた時期と重なります。
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▲毛主席万歳!
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▲奥はカフェになってます。
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▲楊芸術中心
同じ工場建物内には楊芸術中心(中心=センター)があり、楊さんの作品が展示されています。楊芸術中心に楊さんの作品が展示されているのは当たり前ですが、楊さんはぼくの知り合いだけで3人いるので、どこの楊さんか書いてくれないと分からないし、当たり前の情報しか書くことが出来ないので改善されて欲しいところです。
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▲楊さんの作品
閑散としていましたが、作品は良かったです。楊さん、すごい。

751D-PARK

798芸術区のすぐ隣にある、D-PARKにも行ってきました。ココは、2006年ぐらいに誕生したデザイン事務所などを誘致する地区で、798芸術区のデザイン版です。751D-PARKは798芸術区よりもやや近代的な工場跡地で、なかなかカッコ良かったです。D-PARKの入り口では、蒸気機関車が出迎えてくれます。
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▲D-PARK!
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▲D-PARK内の道端にもオブジェがあります
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▲昔は751駅(站)があったのでしょうか

D-PARKに入って少し進むと、本格的な工場地帯に。デザイン事務所っぽい建物もありますが、少々閑散としている印象でした。
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▲工場地帯にあるオブジェ
正直言ってぼくはそこまで工場趣味はないのですが、このD-PARKはなかなかカッコ良かったです。工場の見せ方がちゃんとデザインされているように感じました。たとえば、下の写真のパイプの這わせ方とか。
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▲何故か南国風味満点の撮影スポットが…
パイプの這わせ方を説明するための写真に、思わず目を疑ってしまうような謎の撮影スポットが…。あまりに不可解すぎて、頭がおかしくなってしまい、思いっきり釣られて写真まで撮っちゃいました…。しかしこの日の北京は最高気温5℃。南国風味に似つかわしくない東北生まれの厚着の男が「南国気分ってこういう感じなんだろうな…」と精いっぱい想像して撮った写真です。
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▲はしゃぐ男
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▲かなりギラギラした工場。煙突の高さが際立つ感じもいいですね〜
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▲逆光ですが、右側の物体はカッコいい彫刻です
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798芸術区の勢いに負けじとD-PARKにはがんばってもらいたいですね。

おわりに

北京旅行記その2として、798大山子芸術区を紹介しました。
飛ぶ鳥を落とすような勢いのあるスポットですが、怪しい感じの場所ですらとても楽しかったのでスゲーおススメです。アートや廃墟などに興味があったら、是非行ってみて下さい。それと、何て言うか、中国のギャラリーは全体的に「おかたい」感じはまったくなくて、すごく自由奔放に楽しめてとても新鮮でした。きっと、やってる側もそういうマインドなんだろうな〜

(今さらですが)地震発生から一ヶ月の記録

はじめに

地震発生から二ヶ月が過ぎようとしています。ぼくの生活は、原発への不安を除けばほぼ完全に地震前と同じレベルまで回復しましたが、生活の隅々まで見渡せば、今回の震災に起因する不自由・不便がまだたくさん残っていて、これを徐々に回復していく作業を今後1年くらいは続けていかなければならないのだな・・・と思うくらいの段階にいます。
一方で、ときどき仕事で沿岸部の方まで行く機会があるのですが、未だ復旧の手がかりすら掴めていない地区もあり、本当に暗い気持ちになります。一日も早く復旧出来るよう、ぼくも仕事を通じて貢献しているつもりですし、今後も続けていきたいと思っています。
今回は、本当に今さらですが、地震発生から一ヶ月の記録を忘れないうちに書いておこうと思いました。以下、twitterで当時のつぶやきを交えながら進めて行きたいと思います。

3/11

地震が発生したとき、ぼくは大学の研究室にいました。ぼくが所属する研究室がある建物は、独自の緊急地震速報システムを備えていて、予想される震度が3を超えたときに速報が流れる仕組みになっています。
そのときは研究室の自分の席で仕事をしていました。瞬間、緊急地震速報が放送され、最初に放送された震度は4でした。大したことはないと思いつつも、近くに置いてあったヘルメットを取って、自分の席から離れることにしたのですが、その10秒後、少し小さなゆれが続いた後、震度4とは思えないほどの大きな揺れが、研究室を襲いました。
宮城県民の中には、「ついに来たか」「これは本物だ」などと思った人もいたのではないかと思います。宮城県は、2000年代に入ってから3回、大きな地震を経験していますが、大被害が予想される宮城県沖地震の再来が、10年以内に90%の確率で発生すると言われていて、こうした大きな地震が発生するたびに「これは宮城県沖地震ではない」と言われ続けてきた経緯があります。
今回の地震での大きな揺れは、ぼくの記憶では2回ありました。最初の1回は、壁にしがみついて何とか持ちこたえました。研究室のパソコンはほとんどがこのときに倒れ、食器棚からは食器が散乱し、床の上には食器の破片が飛び散りました。
多分その5秒後くらいに、もう一度大きな揺れがあったように記憶しています。2回目の大きな揺れのとき、ぼくの机の後ろにある、高い本棚がぼくの席をめがけて倒れてきて、本をぼくの机にぶちまけていました。でも、自分があそこにいたら、と思ったのはもう少しあとのことで、そのときは研究室のほかの学生に大声で呼びかけ、全員の無事を確認しながらゆれに耐えていました。

地震後に撮ったぼくの席。本棚は壁に固定されていましたが、倒れました


▲後で調べてみたら、本当に大きな揺れが二回来ていたようでした。


揺れが治まったあと、すぐに全員の無事を確認し、防災訓練のときと同様、広場に避難しました。点呼を取り、偉い人の指示を仰ぎ、というようなことを一時間くらいやったあと、家族に電話しても繋がらないので、とりあえず車で県南部にある実家に向かうことにしました。
ところが車で比較的交通量の多い道に出るところで、大渋滞が発生していることを知りました。車の中での待機中、twitterでこういうときは緊急車両が通れなくなるので運転してはいけない、ということを知り、夜、比較的交通量が安定してくる時間まで、学校で待機することにしました。学校近くの公衆電話を利用して家族、親戚、恋人などと連絡を取ろうと試みましたが、停電の影響と回線が込み合ってる関係でほとんど誰とも連絡が取れず。そうしているうちに、かつて市内では経験したことのないほどの暗闇があたりを包み、本当に何も見えない感じになったのでとりあえず車の中で待機することにしました。
しばらくtwitterで情報を見ながら、自分が無事であること、雪が降ってきていることなどをポストしながら時間をつぶしました。


twitterの過去のポストを振り返ってみると、こんな内容を地震発生の数時間前にポストしていることを思い出し、思わず苦笑い。
地震当日に耐震マットを買っていたのに、設置はまだしていなかったという。買った水槽には幸い水を入れてなかったので、被害はありませんでした。


少し話は飛びますが交通が比較的安定してきた夜になって、県南部の実家に車で帰宅しました。その道中、地震で道路に発生した亀裂がとても多いのが目に留まりました。ぼくは能登半島地震岩手・宮城内陸地震などの被害調査を経験しているので、その光景のひとつひとつは見慣れたものでしたが、その数はこれまで見た地震の中では飛びぬけて多かったと思います。

実家に着いたのは夜の10時過ぎで、インターホンが停電で鳴らなかったので、扉を強く叩いたのですが反応はなく、まさかと思って近くの病院に走って「うちの家族が来ていないか」と確認したのですが、来ていないというので、懐中電灯の明かりが漏れている隣家の人にうちの家族の安否を訊ねました。地震発生から一時間後くらいにうちの祖母を見た、というので、とりあえず安心し、じゃあどうしようか、と思ったところで実家の中から光が見えました。母が窓から顔を出し、「あら、あんた帰ってきたの」と言い、鍵を開けてくれました。家族全員の無事を確認し、とりあえずほっと一息。
実家にはラジオがあり、今回の地震は被害が甚大であること、津波で沿岸の多くの市町村が壊滅的な被害を受けてることなどを知り、何となくやばそうな雰囲気だけは察知しました。家族と地震時の状況を色々しゃべったあとは、懐中電灯の電池ももったいないのですぐに寝ることに。
ちなみに実家も断水・停電でしたが、母が帰りがけにコンビニで買ってきた食糧と、保存がきくような食品がもともとあったのでしばらくは大丈夫そうでした。

3/12

3/12は実家の食糧を食いつぶすのも悪いと思い、しばらく戻らないが心配しないでくれと伝えて朝早く仙台市に向かいました。
確か、この日はすごくいい天気で、道中周りの建物が壊れていないかなど色々見ていました。ブロック塀がたくさん倒れていたのが印象に残っています。途中、長町で信号待ちをしていると40代くらいの女性が車の窓を叩いてきて、葛岡の方に息子がいるが車もないしタクシーもないから乗せてってくれないか、ということだったので乗せて行くことにしました。国道286号線を西に進むと、道沿いのガソリンスタンドに長蛇の列が。後々、これがぼくたちをどれだけ苦しめることとなるか、まだ知る由もなかったのですが。葛岡に女性を降ろした後、アパートと大学を結ぶ道が封鎖されていることを知っていたので、たぶん直接大学に行ったと思います。
大学に着くと、ちょうど助教の先生も来ていて、今後の対応について色々話しました。ぼくのミッションは研究室学生の安否を確認することに決まったので、車で市内を駆け回り、留学生を中心に、家を知ってるひとのところを回りました。何人かに会って無事を確認した後、少し時間があったのでついでに自分のアパートにも寄りました。電気・水道・ガスは予想通り停止していましたが、ガスはプロパンなのですぐに復旧させることが出来ました。冷蔵庫が止まっていたので生ものはその場で調理し、食器が散乱する中、必要なものだけ車に詰め込み、大学に戻りました。
夕方、大学に戻ると、多くの学生がホールに避難してきていて、発電機が回っていたので携帯の充電とテレビの視聴が出来るようになっていました。そのときはじめて、津波で家が流されていく様子などを見て、いよいよこれは、ホンモノの大震災なのだなと実感しました。
ホールには、概ね研究室の学生が集合していて、皆元気そうなので安心しました。食料の配給もありましたが、手をつけるのも悪い気がしたので乾パンをひと缶貰って、家から持ってきたキャベツを牛角の塩キャベツソースにつけて皆で食べていました。

それと、携帯の充電が出来たので、中国にいて被災を免れた恋人の電話番号を確認して、公衆電話から無事であることを伝えました。心配で夜も眠れなかったらしく、連絡が遅れて申し訳ない…中国でも今回の地震はかなり放送されているようでした。

国際電話も無料だったので、かなり嬉しかった。でも、停電が長引くにつれ、公衆電話も次第に使えなくなっていった記憶がありますが…これは記憶違いかもしれない。
この日はその後、アパートに戻ってすぐに寝ました。電気がないし、やることもないので…
以降、やや駆け足で進みます。

3/13〜17

3/13からは、大学の災害対策本部が立ち上がったのでそこに間借りして過ごすことに(電気・インターネットが使える)。
ぼくの研究分野は地震と関連が深いところなので、大きい地震が起きると何らかの仕事(復旧支援・調査など)がはじまることが常です。自分たちが被災者でありながら、仕事をこなすというのは肉体的にはつらかったですが、精神的には仕事に集中する分、だいぶ楽だったと思います。


仕事は、まず地震情報の収集を行うことだったのですが、これはすぐに終わりました。まだどこもバタバタしているのか、地震情報は気象庁くらいしか出してなかったし、つくばにある防災科学研究所は停電の影響でサーバーに接続できませんでした。それと、3/13は被害情報の収集のために少し県北の方も回りました。


このころから、被災地のガソリン不足が深刻になってきました。

仙台市政令指定都市で地下鉄もありますが、基本的には車社会であり、だいたいの家庭では車を所有しています。単身暮らしの人も、スクーターなどを持っている場合が多く、ガソリンの供給が断たれると身動きが取れなくなってしまうのです。市内のガソリンスタンドには、次の日の営業があるのかすら分からないのに深夜から行列が発生しており、各所で渋滞もみられるようになってきました。並べば並ぶだけガソリンを消費するし、そもそも並ぶだけの余裕もないし、でもガソリンはない…という状況で、日を追うごとに状況が逼迫していく感じが苦しかったです。
3/14からは応急危険度判定という、建物の使用の可否を判定する仕事をしていました。

建物を調査して、こういうステッカーを貼る作業ですね。2000年以降、被災地を見た経験のある方はこのステッカーも御存じなのではないでしょうか。

こうした活動と同時に、情報収集も進めていきました。どうやら津波の被害は本当に深刻であり、沿岸部の市町村では1万人が亡くなったとか、原発が危ないとか。ラジオからは政府や東電やマスコミに対する不満が増えてきたように思います。
原発に対する不安はこの頃から日増しに高まっていきました。留学生の多くは国から避難するよう指示(強制力は各国で差があった模様)があったようで、バスを使って山形−新潟−東京経由で帰国していたようです(東北道が通行止めだったので)。
この辺りから漠然と、本当に原発が危なくなったらどうしようかとぼくも考えていました。実家が仙台より原発に近いところにあるからこっちに避難させようとか、北に逃げよう、でもガソリンないし、東北道は通行止めだし、バスも満員だろうしとか、勝手に避難したとしても補償されなかったらひどい目に遭うとか…結局、結論は「まあいいか」でした。家族にはせめて仙台に逃げるよう促したのですが、体の悪い祖母を置いていけないということでした。


3/15くらいから、電気は復旧したはずです。災害対策本部までの交通はバスを利用することにしました。主要な路線でバスが走り始めたのもこの頃。


結局、グレートバリアリーフ号はパンクしていて使えなかった。ガソリン不足は続きます。
そしてこの頃から、長期戦を覚悟し始めます。
食料については、運よく地震直前に買い込んでいた切りモチがあったのでとりあえず1週間は大丈夫でした。飲み水は地震前に生協で貰った水が4リットルくらいありました。雑用水は、お風呂に溜めてある水があったので大丈夫。あとはサバ味噌・サンマの缶詰等の支給を本部で受けていました。自分は比較的災害強者なので(…というのも何か恥ずかしいですが、被災地での経験は多いし、食料や水の備蓄は平均より多いだろうし、若いし)なるべく配給は受けないようにしていました。被災者なんだから別に受けてもいいとは思うのですが、何というか、矜持というのか、そういうのを精神的な支えにしようとしていたんじゃないかと思います…。

3/17の午前は仕事を休んで仙台の市街地へ。広瀬通の店で念願のシャワーを浴びました。約1週間ぶりで、だいぶイライラしていたのでこれでかなりスッキリしました。15分1000円というのは高く思えますが、この頃の相場はこんな感じだったと思います。


お昼はぼくの好きな牛タン屋に行ったら牛タン弁当を売っていました。お店の人は大忙しで、すごい速さで牛タンを焼いており、大変そうでした。1つ買って食べましたが、あまりに美味しくて、なぜか泣きそうになりました・・・

夜は国分町へ。3/17は精神的にだいぶ落ち着いた日でした。この頃街は殺伐としていたし、個人的にもやや参ってきていた時期だったので。

国分町に行ったらすごく元気が出た

3/18〜3/31



服の臭さに耐えつつも、3/20は日曜日であり、街へ買い物に出かけました。仙台の中心街である一番町では、色々なお店が臨時営業しており、たとえば寿司屋さんがサイドメニューとして出す業務用のから揚げを売ったりしていて、人々の生活のために在庫を放出している例が多かったと思います。ぼくも買いました。

食料の不安はこれでほぼなくなりましたが、そろそろ本当に水とガソリンが無い生活が辛くなってきました。市街地では水は結構出てるところもあったのですが、どうもウチのアパートがある地区は水道の系統が街中とは異なるようで、復旧が遅れていました。自動販売機は電気が復旧している場所では稼動していたのですが、なにせ、流通がほぼ止まっていたので・・・(それでも何故か缶コーヒーだけはあった)。
ガソリンは、2chで情報をチェックするものの、なかなか確実に手に入るところが無いようでした。このとき車にはほんの僅かしかガソリンが残っていなかったので、並んだのに給油出来ないという最悪の事態を避けなければならず、なかなか給油に行けない・・・という状況が続いていました。


そう言えば、この頃から宅配便も業務再開してました。COOPで食料と水(ヴォルビック)を購入して実家に送ったのでした。この頃はスーパーも品薄状態ではありましたが、徐々に通常営業を再開していました。なぜかカップめんコーナーには「赤いきつね」だけが無数に並んでおり、「緑のたぬき」の生産がはじめられない状況を想像しつつ、「黒い豚カレー」のことは完全に忘れていました・・・
恋人とはこの頃ほぼ毎日連絡を取っていて、4/1から東京で仕事が始まるのにあわせて日本に帰るか、それとも就職をやめて中国にとどまるかという相談も。結局、日本に来ることにしたので、急ピッチで引越しの準備もすることに。

3/27には、ついに水が出ました。
流し場の蛇口をひねったあとに、サイフォン効果的な大きな音が鳴り、すごい勢いで水が流れ出しました。ひとまず落ち着いて、どうせ大きな余震があるだろうから流し場や散乱した床を片付けるのは後にして、まずは風呂に入ろうと決め、風呂に入り、ひげを剃りました。個人的なひげの長さ記録を更新中だったので、ひげだけは残しておきたかった気も今思えばするのですが、気持ちが高揚しすぎて正常な判断力を失っていたのだと思います。

3/28には福沢のエネオスに1時間くらい並んだら給油できました。灯油の補給も出来ました。ガソリン、灯油事情はこの週には劇的に改善されたように思います。


復旧関係の仕事では津波の被害を受けた女川町も訪れました。





自分の生活が復旧しつつある一方で、沿岸部ではまだ片づけすら終わっていない状況でした。ニュース等では知っていましたが、あまりの光景に言葉を失ってしまいました。

4/1〜

ぼくは地震発生から、4月2日をひとつのマイルストーンというか、そういう位置づけでみていて、この日までは何とか頑張ろうとか色々思っていたのですが、ようやくこの日を迎えました。4月2日はぼくの誕生日です。結局この日は、帰国した恋人に荷物を届けるべく東京で過ごしたのでしたが、被災した中で迎える、記憶に残る誕生日となりました。

そういえばこの間は、地震前に出した論文の査読意見が問答無用で送られてきたりしていて、復旧の仕事と平行して対応していたので本当に辛かった記憶があります。そのほか、ショートペーパーの執筆や諸々の雑用などがあり、誕生日はちゃんと覚えている一方で、この時期はあんまり記憶に無いのです・・・


4/7は大きい余震があった日です。
この時はアパートでブログを書いていたのですが、かなり大きく揺れました。この頃にはだいぶ揺れへの耐性もついてきていて、携帯電話が使えなくなる可能性を考慮してゆれてる最中に実家にスカイプで電話して無事を確認するという、むだに高いスキルを発揮したのでした。最大震度は6強で、普段ならそれだけでも名前がつくほどの大きな地震ですが、ただの余震扱いされてるところに今回の震災のすごさがあると思いました。
うちのアパートは大丈夫でしたが、どうやら復旧したライフラインがまた停止した人もいたらしく、ぼくだったら心が折れてたかもしれません。

このとき書いていたブログというのは、
落ち着いたらもう一度行きたい東北の観光地
で、たくさんの反響をいただきました。東北地方の復興のために書いた記事なので、たくさんの方に読んでもらえて本当に嬉しかったです。このGWにはたくさんの方が東北を訪れてくださったようですし、この記事を書いて本当に良かったと思いました。


以上が、ぼくの地震発生から1ヶ月の記録です。

おわりに

東北地方太平洋沖地震から一ヶ月の生活をまとめました。
あんまり書いていませんが、原発に対する不安はまだまだあり、予断を許さない状況ですが、そんな中でも被災地の復興に向けてがんばって行きたいと思います。
なお、これ以降、なるべく本ブログでは平常運転を志向して北京旅行記などの続きを書いていこうと思います。その他にも、また東北地方の旅行記なども書いていく予定ですので、今後ともよろしくお願い致します。

落ち着いたらもう一度行きたい東北の観光地

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生から一月が過ぎ、仙台市太白区に住むぼくの生活はようやく落ち着いてきました。電気・水道・ガスは3月末に復旧が完了し、食事にもほぼ困らなくなりました。これも、募金や物資の提供などで貢献してくれた方々や、被災地の復旧に尽力してくれた方々のおかげであり、大変感謝しています。個人的には、何人かの方々から直接「何か欲しいものはないか」「困っていると聞いたが、私に何かできることはないか」などの申し出を頂きました。こうした温かいご支援に支えられて、何とかここまでたどり着くことが出来たように思います。まだ原発の不安はありますが、ひとまず落ち着いてきたと思います。ありがとうございました。


しかし、ぼくの生活がここまで復旧した一方で、震災の余波で困難を強いられている方がまだまだたくさんいるというのが現状です。
特に津波の被害を受けた地域では、近しい人を亡くした悲しみがまだ癒えるはずもなく、生き残った自分の人生を維持するだけで精一杯である・・・という人も多いはず。ぼくはこの前、震災復旧関連の仕事で津波の被害を受けた女川町に行ってきたのですが、女川港周辺の市街地が、根こそぎ刈り取られたかのように、跡形もなくなっていたのに驚きました。それに、原発の問題などで東北地方の産業が壊滅的な打撃を受けるだろうということに不安を感じている人もたくさんおります。いま騒がれている農産物だけでなく、観光産業だってこれから先何年にもわたって打撃を受け続けるはずあり、被災地の復興という意味では、まだまだ先のことになるような気がしています。


個人的な話をすると、ぼくは宮城県に生まれて宮城県で育ったので、東北地方にはとても愛着があります。自分がずっと住んでいる宮城県だけでなく、青森・岩手・秋田・山形・福島と、いろいろな観光地で楽しい体験をしてきました。
このブログでは「東北紀行」というカテゴリを作って、そうした思い出を蓄積してきましたが、今日はこれまで書いたもの、書いてないものを含めてまとめて紹介していきたいと思います。ぼくもこれから徐々にですが、生活が落ち着いてきている場所から順に、色々行ってみたいと思っています。
この記事を読んでくれた皆さんには、遠路はるばる来るだけの価値はあります、とお伝えしたいです。東北地方には、楽しい観光地、美しい自然、美味しい食事など、さまざまな魅力があるのです!

宮城県

松島

宮城県には日本三景のひとつ、松島があります。
日本三景のひとつ,松島の楽しさ
当時は、後になって振り返るとは全く考えずに書いてたためか、あまりに適当な内容になっていて驚きました。これでは、誰も松島に来たいと思わないのではないか・・・と思ったので、若干補足します。
松島は、仙台から比較的簡単に行ける観光地で、観光シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。オススメのコースは、
(行き)仙台駅〜本塩釜駅〜遊覧船で松島へ⇒その後観光
(帰り)松島海岸駅〜仙台駅
というコースで、行きの遊覧船ではカモメに餌をあげたりして楽しむのが一般的です。松島での宿泊は、個人的にはホテル壮観がオススメなのですが、これはまあ好みによると思います。ただ、現時点の情報では、7月まで休業予定とのこと。

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▲ホテル壮観からの朝の風景
松島は太平洋側なので、朝日が昇って少し経ったぐらいが最も美しいと思っています。松島のホテルに泊まったら、朝はぜひ海沿いの散歩に出てみてください。気持ちいいですよ。

奥松島

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▲奥松島・嵯峨渓クルージング
松島まで来たなら、奥松島まで足を伸ばしてみるといいと思います。奥松島は、松島ほど観光地的な雑然とした感じはないですが、松島を凌ぐほど風光明媚な観光地です。ゴツゴツした岩肌が、すごく近くで見れます。天気がよければ海もすごくキレイ。やや玄人的な松島の風景です。

気仙沼

3年前に、フカヒレの名産地、気仙沼市に行っていました。
フカヒレのまち,気仙沼で鮫肌を触った!
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▲マイナス20℃の氷の博物館
ここは海の真正面で、しかも地震発生以来ホームページが更新されていないことを考えると、津波で何らかの被害が生じたでは…と心配しています。マイナス20℃で魚を氷漬けにした氷の水族館、日本で唯一のサメの博物館など、フカヒレの産地ならではのユニークな展示がいろいろありました。

蔵王

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▲美しい樹氷原
山形と宮城の県境にある蔵王を宮城県の中で紹介するというのは、やや後ろめたい気持ちがあるのですが、蔵王では、写真のように美しい樹氷を見ることができます。
一面の銀世界!蔵王でモリモリの樹氷を見てきました
樹氷見学ツアーは、実は運も必要で、暖冬だったり吹雪だったりして満足に樹氷を見ることが出来ないケースも多々あるというのがやや難ですが、この一面の銀世界と青空に映えるモリモリの樹氷を見ることができると思えば、何回でもチャレンジする価値はありますよ!申し込みは主に「すみかわスノーパーク」か「山形蔵王スキー場」などのスキー場から出来ます(基本的に、スキーが出来なくても大丈夫)。

伊豆沼

ラムサール条約登録の湿地・伊豆沼でオナガガモ大量発生
日本最大級の渡り鳥の越冬地なので、冬にはたくさんの写真家や写真ブロガーが訪れる伊豆沼です。
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▲伊豆沼
ここでは、オナガガモという鳥チャンが大量発生しており、しかも人間に十分すぎるほど慣れきっていることから、大変な目に遭いました・・・鳥チャンを撮りまくりたい人や、鳥チャンとキワドイ距離感でコミュニケーションしたい人にオススメですね。
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▲人間に対して恐れを抱かないオナガガモの大群!

一目千本桜

宮城県南部にある大河原町には、一目千本桜という桜の名所があります。
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▲一目千本桜
この中央を流れる白石川に沿って、桜並木がずーっと途切れることなく続いているという、すごくいい感じの花見スポットなのです。

残念ながら今年の桜まつりは中止だそうですが、桜そのものは祭に関係なく咲くので、今年さっそく見に行こうと思ってます。

宮城県そのほか

これらはいずれも津波により被災した石巻市沿岸にあるのですが、石巻市はこのように観光資源がたくさんあるので、復旧したらぜひ行きたいところです。

食事は牛タンもいいけど「はらこ飯」がオススメ!

この他にも、楽しい観光地はたくさんありますが、全部を網羅することは出来ないので、最後に食べ物の情報を紹介します。仙台市に来ると牛タンを食べるのがわりかし普通で、確かにどこで食べても肉厚で美味しいのですが、今回はあえて、津波により被災した宮城県亘理町の郷土料理、はらこ飯をオススメします。
世界一旨い郷土料理・はらこ飯を作った
こちらも今見ると恥ずかしい記事ですが、「はらこ飯」が世界一旨い郷土料理であるということは今でも主張しているので、自分の成長のなさにややウンザリしてしまいます。
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▲はらこ飯。自分で作っても美味しい。
これは、自分で作ったはらこ飯で、大抵の家では自分で作ることが出来ます。宮城に来たら、是非食べてみてね!あと、黙っておくつもりだったけど、牛タン屋さんではぼくが一番すきなのはココです。

一隆 本店

食べログ一隆 本店

福島県

花見山公園、三春の滝桜

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BehBeh at ja.wikipedia
▲花見山公園
福島市にある花見山公園です。この写真、すごくいいですよね。桃源郷と称されるほどの美しさを誇るこの花見山公園、5年位前に行ったのですが、いろいろな花が視界をうめつくすがごとく咲き乱れていて、スゲー感激したのを覚えています。

あとは、(一緒に語るべきものでもないと思いますが)三春町にある日本三大巨桜「三春滝桜」、これも見事ですよ。災害にも負けず、元気だそうです。

ぼくの福島に対するイメージは、この花見山公園と三春滝桜でだいぶ決定付けられていて、春になるとすごく福島に行きたくなります。今年もできれば、花見に行ってみたいな〜。

アクアマリンふくしま

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▲新築された別館部分のカッコイイ水槽
今回の災害で大打撃を受けた「アクアマリンふくしま」にはじめて行ったのは去年の9月のことで、実は今年の冬にも再訪していただけに、大変なショックを受けました。あの美しい水族館が、なんでこんな目に・・・
アクアマリンふくしまで「潮目の海」を見る!
ここは日本でもトップクラスの水族館だと思っていて、これから何度も通おうと思っていた矢先の出来事で、なかなか気持ちの整理がつきません。id:tetzlさんが言うとおり、本当にマジメな水族館であらゆる展示やサービスからそのマジメさが伝わってきて、とても好感が持てたのでした。また、ぼくは個人でアクアリウムをやっているので、これだけの数の魚が助からなくなるというのは、想像するだけでもかなりキツい・・・飼育係のみなさんも、きっとぼく以上に悲しいことと思います。本当に、お悔やみ申し上げます。復興したら必ず何度も押しかけますよ!

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▲子供の大きさほどもあるコブダイ

福島競馬場

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▲馬場。すごく目に良さそうな風景が広がっている
今回の地震の影響で、4月のレースは全部中止になったそうですが、この福島競馬場も、かなりキレイでいい感じですよ。
福島競馬場で快適競馬観戦!
すごく街中にある競馬場なのに、馬場の背景はきれいな山々で、すごく開放的。
リンク:JRA-福島競馬場

五色沼・磐梯山

福島には磐梯山という山があり、その周辺には猪苗代湖や野口英世記念館などたくさんの観光スポットがあります。その中でもオススメしたいのは五色沼で、緑、赤、青など、様々な色の沼が点在する不思議スポットです。
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▲五色沼(のひとつ)。背景は磐梯山です
神秘的な輝きの沼と、名峰・磐梯山。天気や季節によって見え方がだいぶ変わるので、何度でも行きたいですね〜。

ちなみに、磐梯は会津・磐梯・猪苗代を1セットとして旅行する人がわりと多いと思います。この辺は福島の一大観光地なので、いろいろチェックしてみると楽しいですよ。
あとは、福島といえば喜多方ですね。いわずと知れた喜多方ラーメンのほか、近代化産業遺産やオシャレな蔵がたくさんあったりするので、ぜひ行ってみたいですね。

あとは、忘れちゃいけないのが大内宿。
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▲大内宿の街並
かやぶき屋根の町並みがそのまま残されており、それだけでもいい雰囲気なのですが、何と言っても特筆すべきは、大内宿で食べることが出来る「高遠そば」。箸の代わりにネギを用いて蕎麦を食べるというアクロバティックな食べ方で、最後は箸として使ったはずのネギをかじってしまうという。意味が分からないと思いますが、書いてある通りの食べ方をするのです。もちろん、蕎麦も美味しく、無類の蕎麦好きとして知られるぼくも満足の味です。

岩手県

リアスホール(大船渡市)

岩手と聞いてまず紹介したいのがこの、リアスホールです。去年くらいまで、さまざまな建築賞を受賞したかなりエキサイティングな建物で、特に観光地と言うわけではないのですが、一見の価値ありです。今回の災害では、避難所として機能したそうです。
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▲まるで要塞のような建築。動き出しそう…
この、見るからに堅牢そうな感じが、功を奏したんでしょうか。それとも、もともと津波を想定してこのような要塞みたいな形状にしたのでしょうか…。
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▲ゴツゴツした内部
内部も、リアス式海岸をイメージしてつくられたらしく、かなりギザギザしていて、カッコいいです。

龍泉洞

地底湖探検!龍泉洞に行ってきました
岩手県の岩泉市にある龍泉洞です。
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▲美しい地底湖
この龍泉洞は山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並んで日本三大鍾乳洞に選ばれるだけあって、すごく大きな鍾乳洞でした。深部にある地底湖にたどりつくと、その美しさに鳥肌がたちましたよ。すぐ隣には割とさいきん発見された龍泉新洞があり、どちらも楽しむことが出来ます。

松尾鉱山+八幡平高原

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▲八幡平高原
おれたち秘境探検隊東北支部vol.1―美しき高原に佇む廃アパート群―
秋田と岩手の県境にある、八幡平高原は景勝地として知られており、天気次第で写真のように美しい景色を見ることが出来ます。それと、この八幡平高原には、廃墟として名高い松尾鉱山跡地があり、廃墟マニアの聖地となっているのです・・・(もちろん立ち入り禁止)
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▲松尾鉱山の廃アパート群
遠巻きから眺めるだけでも、かなり雰囲気はあります。ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

小岩井農場

盛岡にある小岩井農場です。自然豊かな環境でのんびり過ごしたい・・・というひとに打ってつけな農場で、広大な敷地でのんびりと楽しく過ごすことが出来ます。
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▲きれいなビオトープ。色々な生き物がいますよ
きれいなビオトープがあったりしてかなりいい雰囲気ですし、下の写真のように乗馬に興じたりして過ごしました。そして、食事はジンギスカン!
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▲乗馬に興じるブロガー
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▲ジンギスカン!焼き方を間違えているのですが、気にしない

岩手県そのほか

岩手県は広すぎるので全部は紹介しきれないのですが、
夏季限定オープンの「けんじワールド」で遊ぶのもよし、盛岡で冷麺食べるのもよし、といった感じで抜かりなく楽しめます。

あとは、中尊寺金色堂ですね。

コチラのココロ社さんの旅行記では、金色堂の写真は撮影禁止なのでありませんが、ユニークな文章とすぐ近くにある異様な感じの蝋人形館など、楽しい感じがとても伝わってきますよ!ぼくは子供の頃行ったきりですが、また行きたいですね。

ちなみにですが、盛岡は焼肉屋さんのアベレージが著しく高いと以前から主張しており、食堂園などの有名店以外にも、かなりいい感じの焼肉屋さんがたくさんあるのです。
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▲盛岡の焼肉。すごく美味しかったのに、お店の名前は忘れてしまいました…
それと、個人的な縁でオススメしたいのがこの「南部どぶろく屋」で、ここのどぶろくは本当に美味しいし、出てくる郷土料理もおいしいものばかりです。

南部どぶろく家

食べログ南部どぶろく家

青森県

十和田市現代美術館

十和田市現代美術館がとてもカッコよかった!
ぼくが青森旅行と聞いて、まっさきに思い出すのがこの、十和田市現代美術館です。
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▲十和田市現代美術館

ユニークな白い建物が乱立し、非日常的な空間になっています。
今ではぼくが行った当時よりも周辺地域との連携が強化されているはずです。たとえば、下のブログでは、草間彌生さんの作品を街や美術館となりの公園でたくさん展示するというユニークな試みが紹介されています。

ねぶた、ねぷた

実はねぷたとねぶたの違いが良く分かっておらず、弘前:ねぷた、青森:ねぶたくらいの認識です・・・。
とはいえ、以前弘前に行ったときには「津軽藩ねぷた村」に行って勉強したことがあるほど興味津々なのであり、今度は祭そのものに行きたいですね!
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▲津軽藩ねぷた村

たしかここで、ねぷたとねぶたの違いを学んだような気がするのですが・・・

山車燈籠の展示のほか、太鼓を叩く体験などが出来ます。

そして青森のねぶたです。ねぷたにおける「津軽藩ねぷた村」に相当する「ねぶたの家 ワ・ラッセ」という展示施設がさいきん出来たばかりなのですが、これがカッコ良すぎる建築なので、そろそろ行きたいなと思っているんですよね。

そして祭そのものは、ぼくは参加したことがないのでホフ山さんのエントリーを読むと、その楽しさが伝わってくるとおもいます!

そして後編では仏ヶ浦・不老不死温泉・恐山など、ぼくが挫折した下北半島一周を成し遂げており、すばらしい写真とともにその様子が紹介されています。

青荷温泉

秘湯らしい青荷温泉ランプの宿に行ってきた思い出話
この青荷温泉は、青森県のちょうど中心部に位置する黒石市から東へすすみ、選ばれし者のみがたどり着けると言われる、秘湯の温泉地です。この青荷温泉のランプの宿に行ってきました。ほとんど全ての照明がランプで賄われており、かなり異様な雰囲気ですが、温泉もいいし、料理もいいし、景色もいいしでだいぶリラックスできました。
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▲ムーディーなランプの宿

やや前時代的なホームページのデザインで、秘湯っぽさを際立たせてくれますよ。

青森県立美術館

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▲青森県立美術館

三内丸山遺跡の隣にある、青森県立美術館もいい感じです。
この白くてカッコいい建物の地下に展示室が展開されており、なかでもシャガールのアレコ3作品(スゲー大きい!)に圧倒されます。あと、奈良美智さんの作品も充実していて、とても楽しめました。
青森県立美術館

奥入瀬渓流・十和田湖

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▲奥入瀬渓流
奥入瀬渓流は、きれいな森、さわやかな空気を運んでくれる川の流れ、美しい滝など、清涼感抜群なので夏に行くとすごく気持ちいいですよ。そして、この奥入瀬渓流をずっと辿っていくと十和田湖につくのですが、十和田湖では高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」のほか、遊覧船に乗って楽しむことも出来ます。

白神山地

あとは、世界遺産の白神山地。実はぼく、5歳くらいの頃に行っただけなので、リンクだけ貼らせてもらいますね。

秋田県

尾去沢鉱山

廃墟と巨大坑道・尾去沢鉱山に行ってきました!
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▲尾去沢鉱山跡地。だいぶ近くまで行けるバスツアーもある
秋田県の北部(鹿角市)にある尾去沢鉱山跡地です。ここは既に観光地化されており、近代化産業遺産指定、廃墟ブームなどにより結構多くの観光客が来ています。精錬所のほか、下の写真のように坑道(長い!)も公開されており、廃墟好きや洞窟好きにはたまらないと思いますよ。
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▲尾去沢鉱山坑道。けっこう長いですが、全然飽きなかったです。

玉川温泉

日本一の酸性泉(pH1.2!)として知られる玉川温泉には、3年くらい前に行ってきました。岩場から謎の蒸気が噴出してきてたり、かなり毒々しい雰囲気なので、転んだりしないように足元には注意してください。湯治場として利用するお客さんが多く、いつ行ってもそれなりに人がいるようです。酸性が強く、飲泉可だったので一口飲んでみましたがスゲーすっぱかった!

秋田県その他

…うちのブログでは、東北旅行で最も手薄になっている県が秋田県であり、上で紹介した尾去沢鉱山のほか、ほとんど紹介するネタを持っていません。メレ子さんのブログでは角館が紹介されており、桧内木川堤のソメイヨシノトンネルがすごく魅力的に見えます。

山形県

さくらんぼ狩り

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▲狩られる運命のさくらんぼ

初夏の山形へさくらんぼ狩りに行ってきました
山形と言えばさくらんぼ。なので、山形に行ったらまずはさくらんぼ狩りをするといいと思います。山形県にはたくさんさくらんぼ狩りができる農園があるので、良さそうなところを見つけて行ってみてください。ぼくが行ったのは上山ICからすぐの、喜三郎さくらんぼ狩園というところです。1200円で40分食べ放題。

じゅんさい採り

さくらんぼを狩ったあとは、調子に乗ってじゅんさいも狩っちゃいましょう。
プリプリじゅんさい採りブロガー合宿に行ってきました!
2009年には、村山市で在華坊さん(id:zaikabou)メレ子さん(id:mereco)、ココロ社さん(id:kokorosha)とじゅんさい合宿を開いた思い出があります。じゅんさい、プリプリしてて美味しかったな〜!ぼくたちが行ったのは村山市にある大谷地沼というところで、初夏のころにじゅんさい採り体験が解禁になります。

夏雲湧く沼に船を浮かべてヌルヌルじゅんさいを堪能
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▲このように、木箱の舟に乗るのです
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▲このプルプルしたものがじゅんさいです。鍋などにするとおいしい

山寺

続いては山寺です。このじゅんさい合宿の帰りに行きました。山寺は山形駅からも比較的行きやすい観光地なので、人気があります。文字通り山の上に寺があって、上の方までのぼるとすごく見晴らしがいいのです。
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▲山寺からの風景。すごく気持ちいい。
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▲山寺

加茂水族館

世界一のクラゲ水族館として有名な加茂水族館です。
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▲かわいいタコクラゲチャン
世界一のクラゲ水族館でクラゲ料理を喰らう!
加茂水族館では30〜40種類のクラゲを展示していて,その数は世界一です。
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▲毒々しいのもいる
かわいいクラゲから毒々しいクラゲまで、クラゲ好きにはたまらない、また、そうでなくても楽しめる水族館です。この水族館では、なんとクラゲ料理も食べる事ができて、あらゆるものにクラゲが練りこまれているのですが、コリコリしてて美味しかったです。

こちらのAsayさんのブログもとても充実しています。是非見てみてください〜。

日本一の芋煮フェスティバル

山形では秋になると、多くの河川敷で芋煮会が開催されます。(芋煮会というのは東北の人間以外にはなかなか馴染みがないと思うので簡単に説明すると、河原とかで豚汁のようなものを作って食べるというイベントです。)そうした山形の風習にちなんで、毎年日本一の芋煮フェスティバルが山形市で開催されるのですが、ぼくは2009年にようやく初参加となりました。
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▲ショベルカーとクレーンで調理する!
このように、巨大な鍋で汁を煮込み、ショベルカーで調理するという無骨な感じのイベントで、このスケール感に圧倒されます。肝心の芋煮はおいしく、会場ではさまざまな種類の芋煮を食べる事が出来るのです!開催時期はだいたい9月の上旬です。
日本一の芋煮鍋!芋煮会フェスティバルに行ってきました
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▲振舞われた芋煮。豚汁と言うと怒る人がいるので注意!

簗場

秋になるとビチビチ跳ねる鮎を見たくなるのが人間の性なんだと思いますが(選択の余地なし)、そうした願いを叶えるためには簗場に行くのがオススメです。
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▲鮎が自動的に流れてくるエキサイティングな漁
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▲簗場全景。これはもう、一網打尽や…
ぼくが行ったのは山形県白鷹町にある最上川流域の観光簗「あゆ茶屋」で、(別に簗場はここしかないというわけではなく、全国的に存在します)上の写真のようなのどかな風景を見てリラックスしながら、勝手に簗場に上がってくる鮎を捕獲し、そして食べる…という怒られてしまいそうな贅沢な時間を楽しめます。
秋はヤナ場でビチビチ跳ねる鮎をつかまえよう!

山形その他

酒田市の山居倉庫は昔ながらの倉庫街が立ち並び、なかなかいい感じの景観になってます。現代風にリニューアルしているモダンな感じの蔵もあり、オシャレな気分になれますよ。
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▲山居倉庫

あとは、出羽三山。出羽三山とは山形県庄内地方にひろがる羽黒山・月山・湯殿山の総称で、日本三大修験山のひとつですが、観光客もたくさん来ています。ぼくは子供のころ湯殿山に行っただけですが、親の話では山が放つおどろおどろしいエネルギーを感じ、泣き出してしまったそうです。

そのほかにも、最上川舟下りなど、楽しい観光地はたくさんあり、ぼくも一時期山形に傾倒しすぎて月に2回くらい行っていた時期もありました。この記事を書いていたら、もう一度、あの頃の生活を取り戻したい…という気持ちが強くなってきたので、夏くらいには頻繁に山形に出入りしているかもしれません。
そうそう、山形のグルメとしては、肉ソバが有名です。特に有名なのがこのお店。
リンク:いろは本店

おわりに

もう一度行きたい東北地方の観光地を紹介しました。このように、東北地方にも美しい海や山、面白いイベント、おいしい食べ物がたくさんあります。復旧、復興したら、ぜひ東北旅行を検討してみてくださいね。
尚、下のマップにはこれまで記事にしてきた分はプロットしてありますので、参考にして下さい!

より大きな地図で 東北紀行-俺は魚だ,と言ってみるテスト を表示

どのタイミングで行ったらいいか

さいごに、どのタイミングで東北旅行に行ったらいいか判断が難しいところだと思いますので、ぼくの(やや漠然とした)基準を示します。
ぼく個人は、

  • 営業再開していれば、
  • 邪魔にならないように少々気をつければ

OKという認識です(街の機能がまだ回復していない、頻繁にニュースなどで取り上げられる地域は除いて)。
どこがOKでどこがNGだ、という個別の判断は正直難しいですが、基本的には上記のような判断基準で動く予定です。

*1:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%89%B2%E6%B2%BC_%28%E5%8C%97%E5%A1%A9%E5%8E%9F%E6%9D%91%29

*2:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%86%85%E5%AE%BF